設備設計への関心が深まった、270室のホテルリニューアル

2年前、縁あってゼネコンに請われ、部長として在籍することになりました。

そこで最初に手掛けたのが、関西空港近くにある14階建て・270室のホテルのリニューアル工事でした。

それまでにも建築の仕事には長く携わってきましたが、これだけの規模の建物となると、設備も戸建住宅や小規模な建物とはまるで違います。

設備図を見ると、大型物件だけに大きな受水槽があり、そこから建物全体へ給水している。

270室もの客室があり、それを支える給排水、給湯をはじめ、さまざまな設備があります。

設備図そのものは古いものでしたが、私にとって大型建築物の設備を知る、非常にいい経験になりました。

リニューアルを終えたホテルは、現在すでに稼働しています。

1階、2階にはエントランス、宴会場、大浴場、温泉などがあり、現在はかなり立派なホテルとしてその役割を果たしています。

完成し、実際に多くの人が利用している建物を見ると、図面の上に引かれていた一本一本の線が、現実の建物を動かしていることを改めて感じます。

一級建築士になった後でも、実際の仕事を通じて初めて分かることはたくさんあります。

そして、このホテルの仕事を皮切りに、その後も私はさまざまな建物や設備に関わることになります。

戸建住宅の給排水から共同住宅、ホテル、消防設備、行政との協議まで。

仕事を重ねるほど、建築と設備は切り離して考えられないものだと感じるようになりました。

なぜ今、66歳になって設備設計一級建築士を目指そうと思ったのか。

その答えの一つは、この2年間の仕事の中にあります。

このホテルの後にも、設備について考えさせられた仕事がいくつもありました。

そのあたりは、これからこのブログで少しずつ書いていこうと思います。

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