製図資格学校での嫌な思い出

私は2級製図はNと言われる資格学校に通い、無事合格する事が出来ました。2級建築士になったことで特に業務上、支障はなかったのですが(住宅をメインとしている為)、その後4年経過して1級建築士を受けることができるとなった時、自分の可能性を追求してみたくなったのです。

「1級建築士」思ってもみなかった称号に挑むことができる。・・私はやってみようと思ったのです。

そして学科独学でチャレンジしました。結果125点中75点。確か合格基準点は90点前後と思います。大きな壁を感じました。「やはり基本的な考え方を根本から勉強しないとだめだな」と痛感しました。もともと学科はNに通っていなかったことから、熱心にすすめるSに学科製図一体型コースに通う事となったのです。やはり学校は独学では理解しきれなかった防火関係の条文や建築史の体型的なまとめ方等、非常に役に立ち、身につきました。学校に通ってよかったと実感しました。

そして学科試験に合格する事が出来たのです。すぐに製図試験に取り掛からなければなりません。

この年は「小規模なリゾートホテル」という課題で製図試験に臨むこととなりました。

学科組はやはり、学科試験をクリアする事に主眼を置いていた関係上、製図試験の準備は

満足には出来ませんでした。

2級に受かった時の道具を慌てて揃えるようなありさまでした。

Sではその年、70人からの製図受験生がおり、4人の講師が4組に分けて担当するという形をとられました。はじめて担当講師との面談で「体力的に問題ないですか?大丈夫?」と聞かれました。

私には蔑んだような態度に見えました。

年齢から難しいと思っているのか?第一感で失礼な奴だと感じました。

久しぶりの製図になれるのには時間がかかりました。おまけに私たちストレート組は製図に取り組んで日が浅すぎるのです。

にも拘らず、前年合格者、前前年合格者と同じ目線で競わせるのです。合格の為にはやむを得ないのかも知れませんがあまりの配慮の欠いた振る舞いに我慢しきれませんでした。

一例をあげると、模擬試験や毎週の演習課題高得点者にこれ見よがしに「この人に教えたってくれ」

とアドバイスさせるのです。教えるのはお前の役目だろ?この人は同じ立場だよ?

私の担当のあばた面の講師は講習の最後の日、飲み会に行くのを楽しみにしていました。

こちらはそれどころではないのにです。こんな奴を講師に据え、おまけに事あるごとに追加講習と言って合格を餌に追加契約させるやり方に納得出来かねたのです。その点ではNの方が納得出来ました。

当時を思い出すと感情的になってしまい、荒い言葉遣いになってしまいました。

これから一級建築士もなるという真摯な思いで頑張っている人がこのような嫌な思いになることのない様祈ります。一直線に資格取得という目的に向かえるような環境造りに配慮してくれる資格学校であってほしいと思います。

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